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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

食べることの楽しさ、大切さを一緒に考えましょう

カテゴリ:平成20年度

投稿日:2008年12月07日

 12月7日(日)品川区環境情報活動センターにおいて、食育をテーマとした環境学習講座を開催しました。「食べることの楽しさ、大切さを一緒に考えましょう」(講師:日本ハム株式会社 加工事業本部マーケティング室マネージャー 長澤和子氏)というタイトルで参加者と一緒に考える機会となりました。
 この講座は、私たちの生活の基本である食事に関して正しい知識を身につけていただくことにより、自らの判断により健康で安心した食生活を楽しんでいただこうという講座でした。また食べものと環境とのかかわりについてもお話していただきました。

(1)「食育」という言葉を聞いたこと、ありますか?
 心と身体の健康の基本となる食生活に関して様々な
教育を行うことを「食育」と言いますが、なぜこの「食
育」の必要性が言われるようになったのでしょう。
私たちを取り巻く生活環境の変化が、食生活にも大きく
影響したことに起因しています。
・不規則な食事や栄養の偏り
・肥満と過度の痩身願望など
若い女性の中には適正体重にも満たないのに、もっとやせたいと思う人がいる
・生活習慣病の増加
  以前は成人病と言っていたのですが、子どもの発病もみられるようになり、生活習慣が原因と考えられる病気が増えている
・食に関する理解や判断力の問題
などが私たちの健康をおびやかしているのではないでしょうか。
こういった問題を解決するために、「食育」が必要になってきているという訳です。
(2)家庭ごみになっている食べものの内、その1/4はまだ食べられるものです。
 いろいろな理由があって捨てられているとはいえ、もったいない話です。
 日本の「食料自給率」(その国の食料消費がどの程度、自国の生産でまかなえているか)はどれくらいでしょう? 
右の表の通りですが、日本の低さが目立ちます。
 以前、キューバは多くの食料を輸入していた旧ソ連の崩壊で
1人平均9kgのダイエットを強いられたそうです。
そこでキューバは空き地に野菜を植え、結果として生鮮野菜の
自給率はほぼ100%になったとのことです。
中国からの食品輸入についても問題はありますが、食料の危機
管理を考えた場合、輸入を維持することも必要なのかもしれま
せんね。(フードマイレージとは矛盾しますが、必要なことは
やむを得ません)
 私たちにできることは、食べものを無駄にしない、無闇に
捨てないということだと思います。
(3)私たちの健康な食生活はどうしたら良いのでしょうか?
�「食べること」の大切さを考えましょう
私たちの身体は、私たちが食べたものから作られます。
これまでの食歴と食習慣が問題です。
さらに、今どんな食事をしているか?
その結果が、「ガン」になったり?「メタボ」になっ
たり?「ピンピンコロリ」ということになります。
食歴と食習慣を正しくすることで必ず良い「結果」が
現れるといわれます。

�元気になるために
・リスク・リダクション・・・「守る健康」
リスクを減らしましょう。健康に悪いといわれることはやめましょう。
・ヘルス・プロモーション・・・「創る健康」
健康に良いことを加えましょう。より前向きに積極的に!
健康とは、単に病気や虚弱でないということではなく、身体的・精神的・社会的に良い状態にあるということです。
�食品の選び方
自然にできている食品で悪い食品はありません。一方、完全な食品はありません。
体に良いと言われている食品でも、そればかりを食べ続けたり、飲み続けることはかえって体に良くない結果につながることもあります。
自分で判断できる知識を身につけてほしいのです。
�食べることを楽しみましょう
地産地消・・・その土地で採れたものを食べましょう。
        フードマイレージにも良いことですね。
旬産旬消・・・その時期に採れたものを食べましょう。
        これはエコにも良いですね。
 食べることに楽しみを見出さない人が増えていると
言われています。正しく食べることで元気な身体を創ってしてほしい、「生命(いのち)の恵み」への感謝の気持ちと、大切にする姿勢を育んでいただきたいと願っています。

質疑応答の時間では出席者間での活発な意見交換があり、みなさんの「納得顔」が印象的でした。

カテゴリ:平成20年度

投稿日:2008年12月07日