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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

「環境紙芝居〜ちきゅうがたいへんだ!&おもしろ!ミニ実験

カテゴリ:平成20年度

投稿日:2008年11月03日

 平成20年11月3日(月)品川区環境情報活動センターにおいて、講師に児童環境教育研究会代 澤 光春氏、大井孝允氏、磯崎和子氏をお招きして環境学習講座「環境紙芝居〜ちきゅうがたいへんだ! &おもしろ!ミニ実験」が開催されました。
                      
 温暖化による地球環境破壊は人類と生物の生存を脅かす近未来かもしれません。物言わぬかわいそうな動物たちが泣いています。かけがえのないこの地球のために、今の自分にできること、また未来の自分ならできることとは何かを、童話の紙芝居と簡単な実験を通じて温暖化の現状と身近な対策を考える講座です。

        
紙芝居 「えっちゃんとシロのぼうけん」シリーズ二作品を鑑賞。
 
 「ちきゅうがたいへんだ!」は、えっちゃんと犬のシロが魔法の機械『マーボー』に乗り遠い国の草原を冒険します。そこで出会ったカンガルー、キリン、ゾウが、雨が降らないため、水や食べ物が少なくなって困っていることを知り、お父さんに原因と解決策を聞く物語です。
次の作品「シロクマがたいへんだ」は北極の氷が急速に融けている為に食べ物に困っているシロクマの親子の物語です。
先生方の切々とした語りに、子ども達はみなじっと聞き入っていました。きっと可愛そうなキリンやゾウ、シロクマの親子のことを考えているのでしょう。
どうしたらシロクマたちを守れるのでしょうか。みんなで考えてみましょう。
未来は変えられる
1.地球温暖化年表
パネルの2種類のシミュレーション画像は1960年ごろから2050年ごろまでの地球温暖化年表です。パネル上段は「気温」、下段は「降水量」の変化をあらわしています。そして、地球温暖化に関連して世界で起こった自然界の事象の変化をとった写真が年代別に貼られています。
東ネパールヒマラヤ山脈やアラスカの氷河が溶けている写真、白化したサンゴ礁、ブラジル ロンドニア地方の森林伐採による森林の顕著な減少などの様子がわかります。 
 
● アマゾンのジャングルは1時間でどのくらい無くなっているのでしょう?
答えはサッカーグランド150個分。1年間では東京都の10倍の面積が消えているそうです。
● 南米にあるパタゴニア氷河は、毎年どのくらい溶けているでしょう?
東京ドーム3万4千個。1日あたりでも東京ドーム約93個分の氷河が溶けているそうです。
 
       
2.これからどうなっていくのでしょうか。みんなで考えてみましょう。
 今後2050年くらいまでに起こると予測されている温暖化の影響が書かれた「未来カード」を、その出来事が起こる年代を予想し年表に貼ってもらいました。みなさんそれぞれ近いところを突いていました。

 答えは
  2020年「キリマンジャロの山頂の雪が消える」
  2025年「北極グマやアザラシなど、北極の生き物が絶滅する」
  2030年「真夏の東京の午後6時の気温が43℃を超える」
  2030年「世界のサンゴの60%が、この年までになくなる」
  2040年「この年の夏北極海の氷がとけて無くなる」
  2050年「この年までに100万種以上の陸上生物が絶滅する」
 
小学生のみなさんが成人する頃は、シロクマはもう絶滅しているかもしれませんね。みなさんの生きていく未来は大変なことが予想されます! 
3.「今の自分にできること」 「未来の自分ならできること」
 こんな大変な問題を解決するために、今のみなさんにできること、また、未来のみなさんができることはどんな事があるでしょうか。

  ・まめにコンセントを抜く  ・主電源を切る  ・ゴミを減らす  ・出来るだけ資源ごみにまわす  ・お風呂は連続して入る  ・水の再利用  ・水筒の使用  ・エコな気持ちで生活する、等
みなさんからいろいろな提案がありました。小さくとも自ら行動していくことが大事なのですね。
 大人になったみなさんができることもたくさんあります。地球にやさしいエコ製品を買うとか、子ども達に温暖化防止を伝えていったりすることも、未来のみなさんにできることですね。温暖化問題を忘れることなく今の自分にできることを、ずっと続けてゆく事できっと未来は変えられます!
               
実験
 白熱電球、蛍光灯、LED(発光ダイオード)電球を用いて省エネ比較実験をしました。白熱電球60ワット、蛍光灯12ワット、LEDは10ワットを使用し、1メートル上方のところで同じ明るさになるようにそろえした。
 白熱電球から蛍光灯電球にするだけで電気の消費量は5分の一、LEDでは6分の一です。少しの電気で同じ明るさがとれます!
  
 耐久時間は白熱電球1000時間、蛍光灯6000時間、LEDが40000〜50000時間使用可能ということです。LEDに関しては、一般家庭での使用で約10年間使うことができます。すごいですねえ。
人間の努力、科学の力を上手に使えば地球環境を変えていけるのではないでしょうか。そうすれば地球未来予測図もかわります。もちろん、資源の無駄使いをしないということは、どんなに科学が進歩しても必要なことです、と、先生は結ばれました。

カテゴリ:平成20年度

投稿日:2008年11月03日