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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

環境都市江戸に学ぶ

カテゴリ:平成20年度

投稿日:2008年05月17日

5月17日(土)品川歴史館において環境学習講座「環境都市江戸に学ぶ」(講師:同館 冨川武史学芸員)が開催されました。
 
 品川歴史館 冨川武史学芸員(講師)と聴講者
                                  
 徳川家康の江戸入府(天正19・1590年)以後、江戸のまちが整備されるにつれ、品川は「江戸の南側の玄関口」となって行きました。その後江戸から京への東海道の第一番目の宿場として、目黒川(品川)を挟んで南北に形成されました。
 
 品川宿の賑わいを見せている。江戸後期の地誌(「江戸名所図会」上巻より)
                                                             
 多摩川の上流から四ツ谷まで引かれた玉川上水は、江戸に住む人びとの生活を支えました。また四ツ谷から地中に埋めた木樋や石組の水道管で供給され、人びとは溜め井戸から水を汲み上げて使用していました。品川宿の上水は8里の道のりを経て玉川上水を引いていました。台地であった品川では水の確保に苦労をしたのですが、上水施設を整えていたのですね。
 
 仙台伊達家上屋敷(汐留遺跡)出土の上水遺構[右]と下水遺構[左]
                                               
 一方、下水は溝の側溝に流れていましたが、木か石の板で覆われていたところと、露出していたところがありました。また排泄物は基本的に肥料として再使用されたため下水には流されず、また、当然現在のような工場排水や洗剤などもなかったことから、当時の下水は現在よりもずっときれいでした。わたしたちの中にも、過去の生活においてこのような下水の記憶を持っている人は多いと思います。また、町屋から集められた下水は東海道の下を通り、海に流れ込むようになっていたようです。
絵図の中央部分に左右に東海道が描かれており、それを横断するように何本もの石樋や石橋が記されています。
 
 東海道分間延絵図(文化3年・1806年成立、東京国立博物館所蔵)に加筆したもの 
                                                            
 品川歴史館の常設展示場では、品川宿を中心に品川の歴史を学ぶことができるようになっています。一度訪れてみてはいかがでしょうか。
品川歴史館(品川区大井6-11-1)
最寄り駅:JR大森駅徒歩10分、JR大井町徒歩15分、バスの便あり

カテゴリ:平成20年度

投稿日:2008年05月17日