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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

世界の民話と大地の始まり&ハードカバーのミニ製本

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年11月15日

台風の為延期されていた、環境学習講座「世界の民話と大地の始まり&ハードカバーのミニ製本」が平成30年11月4日(日)に無事開催されました。講師は大野有紀子氏(エコアート作家)。大人向けに構成された内容でしたが、3年生以上の小学生と保護者の組の参加もあり、幅広い受講者の皆さんに、民話の読み解きや、製本体験を楽しんでいただきました。

■文化人類学について
文化人類学とは衣食住、言語、風習、芸術、宗教…など文化のあらゆる側面が研究対象になり得ます。それぞれの民族がどう同じでどこが違うのかなどを比較したり、まるごと観察するような学問。人は自分の文化を「標準」と感じがちですが、世界には全く違うスタイルの親族形態や婚姻制度をとる部族もおり、風変りに思える風習も、環境や時代の影響、背景にある思想が分るとより興味深く、またそれなりに理にかなったものだと分かります。そしてどの少数民族も、自分たちをとり囲む世界(自然界)を描いた「物語」を持っています。
(*「神話」は神様が登場する話で「民話」は民間に伝わる話。「神話」はギリシャ神話のような壮大なものをイメージする方が多いので、今回取り上げたシンプルな話のイメージに近い「民話」という言葉を標題に使いました)

■天地創造のお話
世界の始まりを描いた珍しい民話にはどんな動物が出て来るのでしょう?紙芝居調のオリジナルアニメ(講師作)を2話鑑賞し、それぞれの登場キャラクターの意味などを生物学的、また文化人類学的に読み解きました。科学的解明がされるずっと以前から人々が自然をよく観察していたのが分かります。地球を上手く表現している点、森羅万象への深い造詣や人間の本質についてなど、シンプルなストーリーと思いきや、読み手の知識や感性によって理解が深まります。

■ハードカバーのミニ製本
講義パートで鑑賞した民話のミニ絵本、又はA8サイズのミニノートを製本しました。ノートの中の紙は普通紙とクラフト紙から選択し、英字新聞や美術館のチラシなどをコラージュしてオリジナルの表紙にした方も!基本は「折る・切る・貼る」だけの作業でしたが、丁寧にすると仕上がりも綺麗に…。ページとカバーを合体させると満足の見栄えに!? 

今回の物語は豆本でも十分内容を伝えることができ、小さい分、多少なりとも資源の節約になりました。チラシや英字新聞も使い方次第でアートの材料になります。好きなデザインの紙袋は自然に何度もリユースしますが、デザインのエコにおける役割も、そんな所にあるのかもしれません。また自然環境に対して民話からアプローチするというのは珍しい切り口だったかもしれませんね。

■皆さんの声(一部)
・世界の民話を映像で見て勉強になりました。ミニ製本を製作して大変おもしろかった。
・立派なミニ本が出来てうれしいです。文化人類学の話は、とても興味深くおもしろい話ばかりでした。もっとうかがいたいです。
・製本より民話の方に興味があって申込みましたが、どちらもすごく良かったです。
・初めて参加しました!とっても楽しかったです!物を作る作業に夢中になってしまいました!文化人類学というのも初めて知りました!勉強になりました!

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年11月15日