品川区の環境ポータルサイト

過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

何がいるかな?- 品川の水辺の生きものたち -

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年08月07日

平成30年7月16日(祝・月)、環境学習講座「何がいるかな?品川の水辺の生きものたち」が開催されました。講師は運河の生きもの観察人の三枝敏郎氏です。
この講座の行われた場所である大井ふ頭中央海浜公園なぎさの森は、京浜運河に沿って水辺に親しめる公園として人気があります。
また、普段は非公開の干潟地区として環境の保全が図られている干潟に入り行われました。地元の海ではどのような生きものがどのように暮らしているか、生きものごとに観察することで、生きものが暮らすことのできる環境について学びました。

(1)品川の海の話
  京浜運河は海でしょうか?川でしょうか?・・・答えは海です。
昔の品川の海岸線を埋立て陸地を延ばしましたが、荷物運搬用に船を使うため、海を埋めずに帯状に残したものがこの運河だからです。
勝島が埋め立てられたのは昭和16年頃、大井ふ頭が昭和40年頃、品川区民公園などは昭和60年頃だそうです。
以前は海苔の養殖なども行われていました。

(2)生息環境の話
   この干潟でカニがいるのはどこでしょうか?
(3)観察の際の注意点
   ・けがをしないために
     海では磯遊びの注意点やマナーがあります。
     ★走らない(足元が悪いため) ★無理をしない(体調や行動)
     ★ふざけない
     ことを約束して海に入りました。
   ・生きものを守るために
     ★起こした石は必ず元に戻しましょう。
     石をひっくり返してそのままにしておくと、石の下にあった魚の卵や貝   が死んでしまいます。それは魚の繁殖情況にも影響してしまうということです。
(4)実際に探してみよう
  海に入り鳥の足跡や、砂地のエイが餌の貝を探した跡を見たり、杭の上 にいる鳥を観察しました。こちらの海でもカワウの仲間が100羽単位で魚を取る様子が観察できるそうです。
次に水辺から岩場の様子を観察し、いよいよ分かれて自由に生きものを探しました。

(5)比べてみよう
 みんながカニを探している間に、干潟をロープで4カ所に区切りました。
取れたカニを場所ごとに見比べると、陸に近い所、水辺に近い所、石の多い所、砂の多い所で生息するカニの種類が違います。
なので、砂の多い所を石だらけにすると、生息するカニも変ってしまいます。
また、オス、メスの違いなども学びました。

(6)もう一度探してみよう
  学んだことを参考に、もう一度生きものを探します。
  色んな場所に勢いよく探しに行きました。
       

(7)最後に
  品川ではアカテガ二が生息するのは、なぎさの森だけでしょう。
アカテガ二は普段は海岸に隣接する森の中で暮らしており、夏の大潮の   夜になると産卵のため海岸へと降りてきます。海で育った子供は成長して小さなカニとなり再び森へ帰ってきます。つまりアカテガ二が生息するためには海と森と両方が守られる必要があるのです。
海だけでは守れない生きものがあることなどを考えながら遊んでみてくださいというお話を聞き講座が終わりました。

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年08月07日