品川区の環境ポータルサイト

過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

気象予報士から学ぶ気象と環境

カテゴリ:平成29年度

投稿日:2017年08月22日

7月29日(土)、30日(日)、31日(月)の3日間、品川区環境情報活動センターにおいて、夏休みこども環境学習講座「気象予報士から学ぶ気象と環境」(講師:NPO法人気象キャスターネットワーク気象予報士の皆さん)が開催されました。様々な気象現象、災害対策、地球温暖化などについて、講義や実験、工作を通して学びました。

【1日目】お天気の不思議発見(1、2年生) 講師:奈良岡希実子氏
(1)お天気クイズ
テレビでもおなじみの奈良岡先生。お天気のクイズではじまりました。雲の名前、雨、虹のしくみ、雷の音など、五感を使って勉強しました。雲づくり実験、保護者参加の「雨粒はどんな形のパンに似ている?」は大変な盛り上がりでした。

(2)温度をはかる
外に出て地面やかべ、花だん、木かげやひなたの温度を測ってみました。コンクリートの地面と、木の葉や花壇の花では、温度に大きな差がありました。実際に数字でみると、緑の大切さがよく分ります。

(3)工作の時間
紫外線で色が変わるビーズのストラップと分光シートの万華鏡を作りました。万華鏡はのぞくと小さな虹を見ることができます。ピンで小さく刺して空ける穴によって見え方が変わります。出来栄えに大満足。

ビーズがどの位の日射しで何色に変わるのかも楽しみですね。帽子などを使って紫外線を予防することを思い出してください。

【2日目】雨と雲の不思議~空のメッセージをきいて自然災害から身を守ろう!~(3、4年生) 講師:鈴木秀美氏

(1)雲
スクリーンに映し出された雲の名前を当てるクイズをしました。きょうはどんな雲が出ているか、雲を観察すると天気を予想することができます。

次に雲を作る実験をしました。プラスチックボトルの中の気圧を高くするとボトル内の温度が上がります。キャップを一気にはずすと急に温度が下がって、白い煙のようなもの(細かい水滴)が現れますが、これが雲と同じものです。

(2)雨
「雨つぶのかたちはどのパンのかたちかな?」フランスパン、アンパン、クロワッサン、バターロールの中から選びます。代表して4人のお父さんたちに登場していただき、プレゼンをしてもらいました。どなたの説明ももっともらしくておもしろく、子どもたちは大喜び!大いに盛り上がりました。正解はアンパンです。初めは丸い形をしていますが、下から風に受けるとアンパン型になります。次の質問は、虹についてです。虹が見えるのはどんなとき?-雨あがりです。分光シートで蛍光灯を見てみると、7色に別れた光が見えました。

発達した積乱雲の下では激しい雨が降ります。1時間に50ミリ以上の雨が降るとマンホールから水があふれてくることもあります。

 (3)カミナリとたつまき
積乱雲が大きくなるとカミナリやたつまきが発生することがあります。カミナリの正体は静電気です。カミナリのときは、木の下に逃げては絶対にダメです。木から4メートルは離れて足を揃えてしゃがんで、体に電流が流れないような体勢を取り、カミナリの音から鼓膜を守るため耳をふさぎましょう。カミナリのような音のする筒状の東南アジアの楽器を鳴らしてみました。臨場感たっぷりの音が聞こえて心がざわざわしました。雨の音のする楽器もあります。

次に2013年9月に埼玉県で発生したたつまきの映像を見ました。風がものすごい速さで回って色々な物が飛ばされていました。たつまきの恐ろしさを実感しました。手回し発電機でたつまきを作ってみました。こちらはこわくなくて楽しいです。みんな夢中になってハンドルを回して、たつまきを作っていました。

       
(4)自然災害から身を守る3つの「K」
自然災害に際しては、空からのメッセージに注意して、自分の安全は自分で守ろうという心構えが大切です。考える(被害をイメージする)、気づく(周りの様子に注意する)、行動する(早めに避難する)という3つの「K」を心に留めて、自然災害から身を守りましょう。

(5)天気図の読み方と天気キャスター体験
天気図の読み方を学び、お気キャスターに挑戦しました。しっかりした態度で分かりやすくお話できましたね。

(6)雲の図鑑作り
最後に雲の図鑑を作りました。白い綿、灰色の綿、固い綿(脱脂綿)を使って十種類の雲を再現し、青いシートの上に貼っていきました。

 

 【3日目】2100年未来の天気予報(4、5、6年生) 講師:水越祐一氏

(1)気象予報士

水越先生が実際にテレビに出ていた時の写真や撮影の裏側を教えていただき、気象予報士さんへの興味が強まりました。

(2)2100年の天気はどうなる?

TVでよく見る天気予報を「2100年未来の天気予報」として先生が実演してくださり、まだまだ先の未来を身近に感じる事ができました。さらにクイズを通して地球温暖化についても学びました。

(3)二酸化炭素の温室効果実験と風力発電実験
二酸化炭素の入った箱と空気が入った箱に赤外線をあてて時間ごとに温度を測定しました。

温度差のあった箱はどんどん差を縮め、4分後には空気が10.1℃上がり二酸化炭素が10.7℃上がりました。二酸化炭素が空気よりも0.6℃高くなり、二酸化炭素の方が温暖化しやすい事を確認できました。

次に風の力でプロペラを回し、音楽を流すこと(発電)ができるか実験しました。音楽を大きな音で綺麗に流すために、パタパタと一生懸命うちわを仰ぎます。風を起こすのって意外と大変!?自然の力のありがたさを感じますね。

(4)未来年表

地球と自分たちの未来には何が起こるのか…、未来を予想する未来年表をつくりました。自分が大人になった時、温暖化した地球では大変の事が起きているかもしれません。こうして年表に書く事で、予想される未来がより間近に感じられたのではないでしょうか。

(5)雲画像地球儀を作ろう

最後に2013年11月8日の雲画像を使って地球儀を作りました。地球がこれからどうなるか、自分に何ができるのか等、地球儀を見た時に思い出すきっかけにしてみてくださいね。

カテゴリ:平成29年度

投稿日:2017年08月22日