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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

春の寄せ植え~シモツケソウと風知草の苔玉作り

カテゴリ:平成29年度

投稿日:2017年06月06日

  平成29年5月25日(木)品川区環境情報活動センターにおいて、園芸講座「春の寄せ植え~シモツケソウと風知草の苔玉作り」が開催されました。講師は寄せ植え講座でおなじみの秋草会の皆さんです。秋草会のみなさんは園芸研究家の伊藤金美先生の下、都会の環境下で育てるのは難しい山野草の管理・育成の研究に取り組まれています。    
                         
 本講座で使用したコシジシモツケソウ(越路下野草)はバラ科シモツケソウ属の多年草植物で、本州の日本海側山地の湿った場所に自生します。6月から8月にかけてピンク色の花を散房状に付けます。
「風知草」はイネ科 ウラハグサ属の多年草植物で、本州の山地の崖や尾根に見られます。
こんもりと生える細長い葉は、夏に涼しげです。風知草は葉っぱの裏の方に光沢があって裏の方が綺麗なことから「裏葉草」ともいわれます。「シモツケソウ」も「風知草」も共に生育環境が近いことから寄せ植えに相性が良いのです。  
作り方
●まず、シモツケソウを中心よりやや左側、又は右側斜め後ろに配置します。左側にするか、右側にするかは苗の流れを見て決めます。次に、風知草をシモツケソウの斜め前に配置し、苗の土を少しずつ落し、好みの形に配置します。全体が9センチになり形が決まったら、下から数センチのところを麻ひもでしばり固定します。 
                       
●台座となる鉢底アミには針金を十字に通し、その上に夢想(山野草に適したブレンド土)を薄く塗り台座を作ります。苗の周りの下地を夢想できれいに丸みをつけて形を整え、台座に乗せて針金で固定します。最後に、たっぷりと水に湿した苔を下地にしっかりと密着させて、糸を下から上へと十字に数回ぐるぐると巻いたら出来上がりです。
 
さあ、出来上がりました。どの作品もそれぞれ個性が出ていてとても素敵です。シモツケソウは6月から8月にかけて、ピンク色の花を咲かせてくれます。風知草の細く、こんもりと茂った葉っぱとあわせて暑い夏に涼しげで爽やかですね。家に持ち帰ったら水を張ったバケツにドッボンとドブ浸けし、水切り後、陶板、又は小皿に乗せて鑑賞してください。シモツケソウも風知草も日なたを好みますので、なるべく明るい風通しの良い戸外に置きましょう。
                          
 最後に、寄せ植えの基本的なポイントとして、草花の特徴、用土、日当たり、水やりなどの詳しい説明がありました。山野草は非常に環境に敏感な植物なので、土のない品川で、ベランダや屋上で育てるにはひと工夫必要です。温度、湿度、日照、通風など、自生地の環境に近づけてあげることが上手く育てるコツです。

                                

カテゴリ:平成29年度

投稿日:2017年06月06日