品川区の環境ポータルサイト

過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。(過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

緑のカーテンを作りましょう

カテゴリ:平成29年度

投稿日:2017年05月11日

 平成29年4月30日(日)品川区環境情報活動センターにおいて、環境学習講座「緑のカーテンを作りましょう」が開催されました。講師は品川区民公園管理事務所長の丸山 均さんです。

    
 前半は種まきから苗の植え付けまで、講師がご自宅で育成された観察記録の写真を観ながら、育成環境、適温、用土、肥料等の詳しい解説、そして後半は参加者に実習をして頂きました。

 緑のカーテンを作るに当たっては、設置場所が戸建てか、マンションであるかで条件が異なります。マンション等高層の住宅である場合、昆虫などによる自然受粉は難しいため雄花、雌花の人工授粉の必要があります。花芽は雄花10に対して雌花1くらいの割合で、雌花は花の根元に小さなゴーヤの子どもを付けます。そこが見分けのポイントですね。注意して観察して下さい。人工的に授粉させる場合、太陽に向かって外側に付く花芽への授粉は危険も伴います。また、ツルが伸びすぎて隣近所にお住いの方にご迷惑をかけてしまうこともありますので、そういった点を十分考慮して場所の選定をしましょう。
講師の観察記録から
 まず、種の植え付けです。種植え付け用鉢は一般的なプラスティック製のものと紙製のものを使用。紙製のエコ鉢はやわらかい素材でできていて、鉢のまま苗を移植できます。環境にもやさしい大変すぐれものです。
鉢底網をしいた鉢に、種まき用土、黒土、ミズゴケの3種類をセットし、朝顔、ひょうたん、ゴーヤ、ヘチマの種を植付けて発芽状況を観察しました。この時、どこに何の種を蒔いたのかを忘れないよう、紙のプレートに種の名前と日付を入れておきましょう。
種まき用と本植え用の土は含まれる土の成分が違います。種まき用土は非常に高濃度な栄養分が入った土で、種を発芽させるのに適しています。
 
 種植え付け後2週間ほどで種まき用土からアサガオが発芽しました。 黒土では変化なし。1ヶ月ほどしてゴーヤの芽が、そして黒土からはアサガオ、ひょうたん、ヘチマがやっと発芽しました。種を発芽させるには、種まき用の有機質系土が適していることが分かりました。同じ条件下で種をまいても、発芽時期、成長速度等それぞれ違います。
          
 本葉が2~4枚揃ったら本植えです。緑のカーテンとして利用するのであればその中で一番元気な優性樹を選ぶのがベストです。移植する際は根を傷めないように土を十分に湿らせて柔らかくしてから作業を行って下さい。
プランターに鉢底石、赤玉土、培養土の順に入れ、苗を植え付け、水をたっぷり与えます。また、設置する場所によってプランターの数量、苗の数、又、園芸用ネットの大きさも異なります。丸鉢は一株、長鉢なら3植えができる位を目安で。(講師の使用した長鉢は縦50×横30×高さ30のものです)


     
40日ほどするとツルが伸び出し、添え木、もしくはネットが必要となります。 50日頃では茎にバンヤの補強を加えて育成します。
 
土の再利用 昨年使用したゴーヤの土を無駄なく使用するために再生土を造ります。プランターから空けた土や網にはひげ根がたくさん付着していますので、よくふるいにかけ、鉢底網もきれいに洗います。きれいになった古土にゴーヤの肥料、ガーデニング用土を加えスコップでよく混ぜ合わせれば使用することができます。※土ごしらえは2月から3月がベストです。
                                   
休憩をはさんで後半は実習
 参加者の皆さんにはプラスティックのトレー、エコポット、ネームプレート、プラスティックの容器等、種はゴーヤ、ひょうたん、朝顔の種が配られました。

 
まず、種植込み用の土の準備をしておきます。容器の八分目まで土を入れ、水を加えてよくかき混ぜておきます。鉢底網を敷いたトレーに土を七分目ほど入れ、ゴーヤの種を入れ、土をかぶせます。鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水遣りをします。ひょうたん、アサガオの種も同様に。紙のプレートに種の名前と日付を書き入れて差し込みます。

    
 
 本日はここまで。あとは各自家に持ち帰っての作業となります。
発芽から15~20日ほどで本葉が出てきますので、2~4枚出揃ったところで今日学んだことを参考にして、大きいプランターに本植えしてください。毎日の水やりはとても大事です。特に夏場の暑い盛りは朝、夕に欠かさず、プランターの縁から水があふれる位たっぷりとあげて下さい。植物にとって水は命です。時々追肥もしてくださいね。するとしないでは実のでき方に大きな違いが出るそうです。また、マンションのベランダ等に設置する場合、避難経路の妨げにならないように非常用壁板のまわりや非常用ハッチの上などには置かないようにしてくださいね。
 最後に、ゴーヤの実がオレンジに色づくまで残し、頃合いをみて中の種を取り出し、よく水洗いをして、来年種として使用することもできます。
 それでは皆さん、吉報をお待ちしております。
                                   

カテゴリ:平成29年度

投稿日:2017年05月11日