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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2~3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。

気象予報士から学ぶ気象と環境

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年08月17日

7月29日(日)、30日(月)の2日間、こみゅにてぃぷらざ八潮で、夏休みこども環境学習講座「気象予報士から学ぶ気象と環境」(講師:NPO法人気象キャスターネットワーク気象予報士の皆さん)が開催されました。様々な気象現象、地球温暖化、災害対策などについて、講義や実験、工作を通して学びました。

1日目:7月29日(日)「2100年 未来の天気予報」(4年生~6年生) 
講師:財目かおりさん

(1)2100年の天気予報
講義は、財目キャスターの2100年の天気予報の実況からスタートしました。あまりの内容に絶句!今地球で何がおこっているの?どうしてこんな悲惨な未来がやってくるの?という疑問が湧いてきました。

予想される未来の惨状の原因は地球温暖化です。100年後、地球の気温は、4.8℃上がると見込まれています。地球温暖化の原因は何でしょう? それは、二酸化炭素が増えるためです。二酸化炭素は熱を吸収する性質があるので、二酸化炭素が増えるとまわりの空気が暖まって気温が上がるのです。

(2)二酸化炭素の温室効果実験
二酸化炭素が増えると本当に温暖化するのか、実験をして確かめてみました。
赤外線を当てて過熱すると、5分後には、空気が11.6℃上昇したのに対し、二酸化炭素は12.4℃高くなり、二酸化炭素の方が熱くなりやすいことが実証されました。
二酸化炭素は目に見えないし、においもしませんが、二酸化炭素が増えると気温が上がるということを子どもたちは、目の前で起こった現象を確認して理解しました。

(3)沈水の危機にある南半球の島国ツバル
地球温暖化が進むとどんなことが起こるのでしょうか。
海の水が上昇し、このままではいずれ沈んでしまう運命にある南半球の島国、ツバルについての映像を見ました。講座を受けているみんなと同じ年頃の子どもたちがツバルで暮らしています。彼らを救うために自分たちは何ができるのか、講師の問いかけに真剣な表情で考える様子が見られました。

(4)風力発電実験
発電時に二酸化炭素を出さない再生可能エネルギーの活用は、重要な地球温暖化対策です。風で電気を作る実験に挑戦しました。うちわで仰いで風を起こしプロペラを回し、発電できたらオルゴールのメロディーが流れるというしくみです。しっかり風を送らないとはっきりしたメロディーが流れないので、仰ぐ係のお友だちは大変です。

(5)未来年表作成
未来年表は、自分の年齢、世の中のトピック、温暖化のトピックの欄からなっています。「2020年:世界で洪水と暴風雨のひがいがふえる」まさに昨今の災害を言い当てた内容です。その時々で自分は何をやっているかな?と未来を想像して書き入れます。お友だちと話し合いながら完成させていきました。温暖化のトピックの欄にはとっても厳しいことが載っていて唖然とします。「2050年:100万種以上の動植物が絶滅」「2100年:大型台風で東京が水没」など、衝撃的です。
未来を担うこの子たちの行動で地球温暖化を少しでも良い方向に導けることを願わずにはいられません。

(6)雲画像地球儀作り
世界規模で地球温暖化の危機を学んだ今回の講座の締めくくりとして、雲画像図を使って地球儀を作りました。

アンケートより(一部)
・ 10歳のこの時期に世の中のこと、未来のことをとても具体的に想像する時間を過ごせてよい体験ができたなと思いました。実験もVTRも興味深かったです。
・  気象予報士の方に教えていただきそれもテンションUPにつながったようです。実験がわかりやすく実体験としてとても良かったと思います。ツバルのお話も身近な事と感じられたと思います。
・  地球温暖化はなぜおこるのか、なにが原因なのかも詳しくわかり、自分たちが身近にできることも学べたので、参加して本当によかったです。

2日目:7月30日(月)「お天気ふしぎ発見!」(小学1,2年生と保護者) 
講師:川崎亜有子さん
     

(1) お天気クイズ
まず、お天気のクイズではじまりました。雲の名前、雨つぶの形、虹のしくみ、雷の音などを学びました。雲づくり実験、雷の音のする楽器を鳴らす、そして「雨粒の形はなにパンの形かな?」は保護者も参加してたいへん盛り上がりました。
 

(2)実験:外に出て放射温度計で温度をはかる
「ヒートアイランドとはなにか」、その原因、それを止める方法などたくさんの意見が出ました。そのあと外に出て、ビルのかべ、木のみき、日かげや日なたの地面など、いろいろな表面の温度を測りました。
     
実際に測った温度を表にして見てみると、緑を増やすことの大切さが、わかりました。 
   

(3)紫外線ビーズストラップの工作
 紫外線で色が変わるビーズのストラップを作りました。ビーズが日射しで何色になるのかワクワクします。 
  
          
アンケートより(一部)
・子供にわかりやすい説明と内容で楽しい講座でした。
・環境学習講座には今回初めて参加しました。ヒートアイランドの仕組みなど、低学年の子供も「面白かった」と言っていました。ペットボトルの雲作りなど、サイエンスショーのような場面もあり、子供を飽きさせない工夫がよかったです。
・雲のできるしくみは、こどもにもわかるような説明があればいいなと思った。

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年08月17日

LEDの行灯(あんどん)を作りましょう

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年08月07日

平成30年7月21日(土)、こみゅにてぃぷらざ八潮で、環境学習講座「LEDの行灯(あんどん)を作りましょう」が開催されました。講師は、東京サラヤ㈱の小野文義氏です。大人向け(中学生以上参加可)の講座ですが、今回は複数の中学生が参加しました。

SARAYA (サラヤ)は、企業の社会貢献活動として、環境問題に大変積極的に関わっている会社です。海外でもSDGs(持続可能な開発目標)の達成に取り組んでいます。スクリーンを見ながら、ボルネオとウガンダでの活動の様子を具体的にお話していただきました。

ボルネオは、私たちの生活に欠かすことのできない”パーム油”の世界最大の生産地です。パーム油の需要の増加によりアブラヤシの農園が拡大し熱帯雨林が急速に減少しました。その結果、野生動物は生息地を失い、また、二酸化炭素の排出量が増えて地球温暖化を進める結果となりました。SARAYAは、熱帯雨林だった土地を買戻し、分断された熱帯雨林を結ぶ移動路を作る「緑の回廊計画」を推進しています。

生息地を追われ傷ついた野生のボルネオゾウを救出して森へ返す試み
(SARAYAホームページより)

ウガンダでは、ユニセフの手洗い促進活動を支援し、「SARAYA 100万人の手洗いプロジェクト」を立ち上げて、手洗い設備の建設、子どもたちへの教育と自主的な衛生活動の支援、母親への啓発活動、現地メディアでの手洗いキャンペーンの展開などの活動をしています。また、消毒液を現地生産する会社を設立し、衛生向上とともにウガンダでの雇用の創出にも貢献しています。

ウガンダの学校での手洗い(SARAYA持続可能性レポートより)

SARAYAの製品のうち、認証マークのついた商品の売り上げの1パーセントが、SDGs(持続可能な開発目標)の達成のための活動の資金に使われているということです。参加者の皆さんは、SDGsのお話を熱心に聴いていらっしゃいました。「世界中の動物や植物、子どもたちの為に自分が出来る事を少しずつでも行っていきたい」という感想が寄せられました。

さて、後半は、ガラリと変わって、楽しい行灯作りです。
説明書に沿って行灯の製作キットを組み立てました。そして、トレーシングペーパーに各々が絵を描いていきました。個性あふれる自分だけの行灯の出来上がりです!
貴重なお話を聞いて、早速使える素敵な行灯がお土産になり、充実した2時間でした。

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年08月07日

何がいるかな?- 品川の水辺の生きものたち -

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年08月07日

平成30年7月16日(祝・月)、環境学習講座「何がいるかな?品川の水辺の生きものたち」が開催されました。講師は運河の生きもの観察人の三枝敏郎氏です。
この講座の行われた場所である大井ふ頭中央海浜公園なぎさの森は、京浜運河に沿って水辺に親しめる公園として人気があります。
また、普段は非公開の干潟地区として環境の保全が図られている干潟に入り行われました。地元の海ではどのような生きものがどのように暮らしているか、生きものごとに観察することで、生きものが暮らすことのできる環境について学びました。

(1)品川の海の話
  京浜運河は海でしょうか?川でしょうか?・・・答えは海です。
昔の品川の海岸線を埋立て陸地を延ばしましたが、荷物運搬用に船を使うため、海を埋めずに帯状に残したものがこの運河だからです。
勝島が埋め立てられたのは昭和16年頃、大井ふ頭が昭和40年頃、品川区民公園などは昭和60年頃だそうです。
以前は海苔の養殖なども行われていました。

(2)生息環境の話
   この干潟でカニがいるのはどこでしょうか?
(3)観察の際の注意点
   ・けがをしないために
     海では磯遊びの注意点やマナーがあります。
     ★走らない(足元が悪いため) ★無理をしない(体調や行動)
     ★ふざけない
     ことを約束して海に入りました。
   ・生きものを守るために
     ★起こした石は必ず元に戻しましょう。
     石をひっくり返してそのままにしておくと、石の下にあった魚の卵や貝   が死んでしまいます。それは魚の繁殖情況にも影響してしまうということです。
(4)実際に探してみよう
  海に入り鳥の足跡や、砂地のエイが餌の貝を探した跡を見たり、杭の上 にいる鳥を観察しました。こちらの海でもカワウの仲間が100羽単位で魚を取る様子が観察できるそうです。
次に水辺から岩場の様子を観察し、いよいよ分かれて自由に生きものを探しました。

(5)比べてみよう
 みんながカニを探している間に、干潟をロープで4カ所に区切りました。
取れたカニを場所ごとに見比べると、陸に近い所、水辺に近い所、石の多い所、砂の多い所で生息するカニの種類が違います。
なので、砂の多い所を石だらけにすると、生息するカニも変ってしまいます。
また、オス、メスの違いなども学びました。

(6)もう一度探してみよう
  学んだことを参考に、もう一度生きものを探します。
  色んな場所に勢いよく探しに行きました。
       

(7)最後に
  品川ではアカテガ二が生息するのは、なぎさの森だけでしょう。
アカテガ二は普段は海岸に隣接する森の中で暮らしており、夏の大潮の   夜になると産卵のため海岸へと降りてきます。海で育った子供は成長して小さなカニとなり再び森へ帰ってきます。つまりアカテガ二が生息するためには海と森と両方が守られる必要があるのです。
海だけでは守れない生きものがあることなどを考えながら遊んでみてくださいというお話を聞き講座が終わりました。

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年08月07日

あかりの省エネ対策とLEDで光るクリスタル風ケース作り

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年07月12日

 平成30年6月17日(日)、環境学習講座「あかりの省エネ対策とLEDで光るクリスタル風ケース作り」が開催されました。講師は照明コンサルタントの小宮章利氏です。この講座では、省エネ効果の高いLEDについて学んでいただきながら、配線などの簡単な作業でLEDライトを取り付けたクリスタル調のケースを作りました。

(1)あかりの歴史

・「人工光源」はトーマス・エジソンによって、日本の竹を炭素化し、カーボン電球(炭素電球)として、1879年に発明されました。日本では、その10年後に電球が発売されたそうです。それから約60年後には、放電により明るく光る蛍光ランプが、インマンによって発明されました。これらは、照明におけるとても大きな発明と言われています。
さらにその約60年後に、赤色LEDをきっかけとして、さらに物質の研究がなされて、明るく効率よく光る青色LEDが開発され、照明に使えるまでになりました。

(2)光源のしくみ
                             
・白熱電球は焚火の原理、蛍光ランプは放電という雷の原理で光ります。
・LED電球は、LED内部でプラスとマイナスが再結合する事によって 出た光を利用しています。白い光にするには、LEDから出る青い光と黄色く光る蛍光体を組み合わせることにより作られます。

(3)世の中はLED化

・なぜ、照明ではLED化が必要なのでしょうか?
 それは温暖化の進行を少しでも緩和するためです。温暖化の一つの原因である温室効果ガスを押さえるため二酸化炭素の削減が必要なのです。
・LED電球は、少ない電力で明るくできるため照明に供給する電気量が減り、発電に必要な石炭・石油を減らせます。そうすることで発電するために出す二酸化炭素の量を減 らすことができるのです。

(4)LEDで光るクリスタル風ケース作り

 ①ケースの大きさに合わせたスチロール板に台座を付け、中心にLED電球が通る穴を開ける。
 ②LEDを穴に差し込み固定する。
 ③LEDから出ている2本の電線をポットの底から引き出し、出した線をポットの脇の穴に通して横に出す。
 ④横に出た2本の電線と、電池ボックスからの線をつなぎテープを巻いて絶縁する。
 ⑤電池をセットし、点灯を確認する。 
 
やや細かい作業でしたが、皆さん完成できました。

8月15日から東京都では新たな制度を実施します。
都内の協力店で白熱電球1個(切れていても良い)をLED電球1個と無料交換してくれます。
是非この機会にLED電球を使用して、二酸化炭素の削減に取り組んでみませんか?
(環境情報活動センターより)

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年07月12日

「南極を知る、体験する」

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年07月12日

平成30年6月24日(日)、環境学習講座「南極を知る、体験する」が開催されました。講師は3月まで南極にいらした第58次日本南極地域観測隊(越冬隊)の岡本裕司先生(㈱ミサワホーム総合研究所)です。関西弁のやさしく楽しい語り口がとても素敵な大工さんです。

(1)南極ってどんなところ?
 日本から昭和基地まで地球半周。南極観測船「しらせ」とヘリコプターで南極へ向かいます。南極に着く前の船旅から大変なのですね。

 南極の-30℃の世界では、「お湯花火」というお湯が一瞬で凍って気体になる様子(昇華)や、シャボン玉が凍る動画を観ました。ホワイトアウトはすぐ前の建物もよく見えなくなるような状態。風速60㍍のブリザードは息が出来ない感じで、新幹線から顔を出すのと同じ。息の風速はどのくらいなのか?風速計の実験と、風の出るブロワ―で風速60㍍を体験しました。

(2)どんな生活をしている?
 観測部門の研究者はそれぞれ南極の宇宙・大気・海氷・地層・生物などの様々な研究をしています。そんな仲間の助けを借りて基地を作ったり直したりするのが大工さんである先生の仕事。違う業種の仲間の力を借りての作業でした。

(3)南極の氷
 貴重な南極の氷にも触れました。たくさんの気泡は約2万年前の空気が閉じ込められているのです。なめたり飲んだりできないのが残念ですが、採集するまでの過程で何が混じっているかわかりません。又、カルシウムやカリウム等が一切入っていないきれいすぎる水は、お腹をこわすことがあるとのこと。気泡のパチパチ音を聞いたり、匂いがあるのか…嗅いでみたりしました。
 
(4)南極の自然と仲間たち
 南極の動物、オーロラ、太陽のお話もありました。そしてそれぞれの研究をする異業種の仲間との出会い…。大工さんとして南極観測隊に参加することができた先生の語る「娘が自慢できるお父さんになりたかった」というきっかけや、「夢を持ったら、手を挙げてみる」というお話は心に響くものでした。とても良い質問がたくさん出て、お風呂のお湯は捨てずに何度も使う、全てのゴミは持ち帰るということも知りました。あっと言う間の2時間でしたね。                     

カテゴリ:平成30年度

投稿日:2018年07月12日