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『品川自然観察会』の活動をご紹介します

カテゴリ:平成18年度

投稿日:2006年12月28日

品川シルバー大学で学んだ同窓生が、コース終了後も自主グループ『品川自然観察会 (会長 綱井照高氏)』をつくり、月に一度専門の講師を招いて都内近郊の公園等を散策していると聞き、さっそく取材に同行しました。
コースの修了生が57名、その内の38人が会員となりました。口コミで活動の噂が広がり、入会希望者が後を絶たないのだとか。団体として行動可能な人数を超えるため、キャンセル待ちとさせていただいているほどの人気です。
さて、自主グループになってから4度目の観察会は、12月8日、明治神宮にて行われました。講師は、都市鳥研究会代表の唐沢孝一先生http://www1.odn.ne.jp/~aab87210/。カラスを初めとする鳥の権威です。
時間通りに待ち合わせ場所に着くと、すでに黒山の人だかりが。遅刻などあるまじき雰囲気で、皆顔を紅潮させ、意気込んでいる様子です。この日は35名が参加しました。
明治神宮であれば、参拝されたことのある方も多いと存じますが、JR原宿側の表参道方面から入って大鳥居をくぐり、本殿を目指すルートが一般的かと思います。今回は、JR代々木側の裏参道の別称をもつ北参道より神宮内苑を散策します。そこには、今年一番の見ごろであろう紅葉の風景と雅楽の調べ、樹影を映し水鳥の浮かぶ池、樹間に遊ぶ多くの野鳥など、都会の喧騒から離れた別天地が広がるのでした。
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 「わー、綺麗だね」で終わることのないよう、唐沢先生が随時解説を交えてくださいます。この日観察できた鳥類は、オシドリ・ハクセキレイ・アオジ・ルリビタキ・メジロ、解説があった樹木は20種に及びます。
 
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「ぼーっと歩くのではなく下を見て、上を見ること。ここにカラスのフンがたくさんありますね。この上がカラスのねぐらになるわけです。」
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「これはもぐらの塚です。塚の下にはトンネルが掘られており、ミミズを捕らえるワナなのです。」
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「クスノキにおそらくヒヨドリが“フン“で植林したようですね。ネズミモチの木がパラサイトしています。おそらく10年以上は経っているでしょう。」
10回の講義を共に受けただけで、自主グループを作り、運営していくのは大変なことです。実は、その秘訣がどこにあるのか、それを探ることも取材させていただいた目的でした。参加させていただき、次の3点が、うまく働き合っているのだと結論づけました。
第1に、講師の解説・講義がとても面白く、内容の濃いものであること。唐沢先生の解説は、動植物の話のみならず、東京の歴史や地理・文化までに及びます。動植物を通して、先生の哲学や世界観が浮かび上がってくるようで、知的好奇心が刺激されます。また、解説には必ず「ジョーク」を交えているので、受講生の間では笑いが絶えません。単純に楽しい、だから参加したい、という受講生の意欲は、唐沢先生の講義の手腕にかかっていたようです。
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 第2に、会の事務局がしっかりしていること。企画や講師との交渉、会員への連絡から下準備、その後のフォローまで、担当が決められ、組織が確立されています。写真の得意な方は記録を、パソコンの得意な方は事務作業を、労力を惜しまず、ボランティアで会の運営に取り組んでいらっしゃいます。
 第3に、会員の皆さんが非常に熱心で、好奇心も旺盛で、自然を愛していると同時に、会を大事にし、盛りたてていること。会員は皆、会員証を携帯し、胸にフクロウバッジを付けて観察会に臨みますが、このフクロウバッチは会員の中村さんがひとつひとつ手作りしたものです。
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 「なかなか一人ではこんなところ来ないけど、大勢だと楽しくてね」そんな会員の声がありました。仲間がいるから楽しめる、世界も広がる、心豊かに過ごすことができる。そんなことを再確認させてくれた、品川自然観察会の皆さんでした。

カテゴリ:平成18年度

投稿日:2006年12月28日

『品川自然観察会』の活動をご紹介します への1件のコメント

  1. ショウジ より:

    私は最近「環境の勉強」と題して様々な環境にやさしい製品やリサイクルをブログで取り上げている者です。環境のキーワードで環境情報を調べていたところ、こちらのHPに辿り着きました。区役所での屋上緑化や環境情報活動センター、クリーン活動など様々な環境教育や情報提供に品川区が取り組んでいるということに感激いたしました。これからもがんばってください!!