品川区の環境ポータルサイト

ECOトピックス

品川区内の出来事を中心に、エコなトピックをレポートします!(ECOトピックスのトップへ戻る

進む地球温暖化~際立つ北極圏

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年08月04日

●地球温暖化のしくみ
 地球は太陽からエネルギーをもらっています。一方、地球は宇宙に向かってエネルギーを放出しており、現在この両者は釣り合っています。CO2などの温室効果ガスのお蔭で地球の平均気温が15℃くらいになっていますが、もし温室効果ガスがなかったら地球の気温は-19℃くらいになってしまいます。温室効果ガスは必要ですが、増えすぎると地球上では様々な問題が発生します。

温室効果ガス濃度と世界の平均気温の変化を100年くらいのスパンで見てみると、CO2の濃度が着実に高くなっている一方で、世界の平均気温は0.74℃上昇しています。
●北海道大学と国立極地研究所の研究(https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20170829.html)によると、
北極海は温暖化の影響が最も顕著に現れている領域で、北極海の夏の海氷面積はこの40年で半減しています。その主な原因として次のことが考えられます。
海氷面は日射の80%を反射しますが、海水面は日射の90%を吸収します。
温暖化により海氷面積が少なくなることで、海水は海氷がない部分から太陽エネルギーを吸収し海水温は高くなり、海氷はさらに解けます。

●シベリア北東部の北緯67度付近にヴェルホヤンスクという都市があります。この町の夏の平均最高気温は20℃前後ですが、今年の6月20日に38℃を記録したと報告されています。
同様に北極圏にあるノルウェー領スヴァールバル諸島(北緯74~81度)では、7月25日に史上最高気温の21.7℃を記録したとのことです。なお、この地域の6~8月の平均最高気温は3~7℃です。
 IPCC第5次評価報告によりますと、地球温暖化による気温上昇は下図の通り北極圏で顕著に表れると報告されており、それが現実に表れているといえます。
          
                              
 産業革命前を基準に世界の平均気温上昇を2℃以内に抑えるというのが国際的な目標ですが、今から徹底的に対策をしたとしても効果が表れ、気温上昇が収まりはじめるのは20~30年後になるといいます。
「徹底的に対策をする」ということはどういうことをすれば良いのでしょうか。世界全体のCO2の排出量をゼロにしなければなりません。途上国も含めてです。もの凄い規模の話をしているということです。それで「2℃目標」が達成できるのです。
 それではどうすれば良いのでしょうか?これまで以上に世界が豊かで便利になりながらです。CO2の排出量をゼロにする、エネルギーの作り方を大きく変えるのです。まずは無駄なエネルギー消費を止め、再生可能エネルギー(太陽、風力、バイオ・・・)を利用すること、原子力は選択肢としてはありますが、火力発電の高効率化、CO2を地中に埋める技術(CCS)等々を進めることです。
環境学習講座「異常気象と人類の選択」(2015年11月24日)より
https://shinagawa-eco.jp/wp/kouza/?p=277

カテゴリ:令和2年度

投稿日:2020年08月04日