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植樹をしてみませんか

カテゴリ:記者レポート(平成26年度)

投稿日:2015年01月06日

 先日、私の仕事(行政書士)の関係で、横浜国立大学名誉教授の宮脇昭先生とお話しする機会がありました。
 宮脇先生は、国内はもとより、ボルネオなど世界各地で植樹を推進する現場主義の植物生態学者として、これまで国内外1700ヶ所以上で植樹を指導し4000万本以上の木を植えてこられました。徹底した現場調査によって、その土地に自生し、最も安定して存続する樹種群(潜在自然植生)を探し出し、それらの苗を育て、多種類の苗を密植・混植させ、自然の成り行きに任せて競争・共存させ、自然の森のような状態に戻す手法(宮脇方式)を提唱、実践しています。その手法によって、それまでは何百年もかかるといわれていた森の再生が、十数年という単位で成功することを証明したのです。
 地球規模の森林破壊や地球温暖化が加速、自然のゆり戻しである大災害にも負けない豊かな森を再生することを緊急の課題とし、すべてのヒトのいのちと心と遺伝子を守り、地域、経済、豊かな社会を支える”いのちを守る本物の森づくり”、“いのちを守る森の防潮堤づくり”を提唱しています。
 最近では、東日本大震災で失われた防潮堤の代わりに、震災ガレキを利用して高さ10メートルのマウンドを作り、その上に土地本来の樹木である「ふるさとの木」(シイ・タブ・カシ類)を植える、岩手県から福島県まで400キロにわたる宮脇方式による森の長城(緑の防潮堤)を作ることを提案し、「公益法人森の長城プロジェクト」結成。その副理事長として、この提案を実施しています。政府や各県などが計画している最高14.7メートル、総延長約370kmのコンクリートによる防潮堤と異なり、緑の防潮堤は、津波の衝撃を吸収し、被害をくい止めると同時に、豊かな自然林を形成し、数千年間地域の環境を守るものとして提案されています。すでに幾つかの地方自治体で、取組みが始まっています。
 私や行政書士会もこの計画の一端を担うつもりで、現在森の長城プロジェクトとの話し合いを進めています。皆さんも自宅の周り、会社の敷地に宮脇方式による植樹をしてみませんか。

 宮脇昭先生

平成27年1月5日
新居邦明(記者NO.100105)

カテゴリ:記者レポート(平成26年度)

投稿日:2015年01月06日

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