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区民環境記者レポート(記者募集中)

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上を見上げてみよう、風車もあります、動いています

カテゴリ:記者レポート(平成26年度)

投稿日:2014年10月10日

このコラムには何回か登場している東京サラヤ株式会社。その本社社屋の屋上には、ソーラーパネルが城壁のごとく並んでいます。そこから、すっくと延びる槍のさきには三枚の羽。そして、それは風の吹いている日はくるくるとまわっています。

平成26年2月7日投稿の小野記者の「自社ビルの電力使用量減少について」の写真ではこの風車はないのです。これは、きっと電力のバージョンアップ戦略に違いない、ということで同社にお勤めの小野さんに取材を申し込みました。

             

木目調のどっしりとした会議室で小野さんが質問に答えてくださいました。

質問: 風力発電はいつ頃から始めたのですか?
答え: 昨年の春です。

質問: 以前の写真にはソーラーパネルしか映っていませんが、太陽光発電はいつ頃
開始されたのですか?
答え: 一昨年の八月です。

質問: 風力発電を追加した目的は?
答え: 環境にやさしいデザインを設計建設している関係会社の宣伝用です。

質問: 一機しかないのはそのため?
答え: 太陽光発電は計測して自社の電力用に使用していますが、風力発電は騒音および風力制限があるため、この場所ではあまり有効ではありません。

風力発電は羽が回転する際に高音のキーキーと鳥の鳴くような音がでるため、事務所まで響くそうです。また、風が強すぎてもだめ、無くてももちろんだめ。許容風力が3m―10mとのこと。

一方、太陽光発電についても面白いことを教えていただきました。パネルが壁のように直立になっていること、および位置が固定されているため、太陽光の収集効率があまりよくないそうです。これが原因で、なんと最大電力量は太陽サンサンの八月ではなく、四月や十月に出るとのこと。今年の四月は出力電力量総計は1,292キロワットでした。

おまけとして教えていただきました。 

一世帯当たりの年間電気使用量を5500kwh、松の木の年間二酸化炭素(CO2)吸収量を14キロとすると、一世帯あたりの二酸化炭素を吸収するためには松の木が216本必要になるそうです。

‥杜六藩冦未紡个垢詁鷸晴獣坐如CO2)排出量の計算
  5,500kwh x 排出係数0.55kgCO2/kwh=3,025kgCO2
   ⊂召量擇悗隆校
3,025kgCO2 ÷ 14kgCO2= 216本

歌川広重の浮世絵「三保の松原」には松がたくさん描かれていましたが、一世帯であれくらいの松の木が必要なようです。

日本の二酸化炭素排出量は2014年版エネルギー・経済統計要覧によると世界の約3.7%で第五位の1,174百万トン。 松の木は、いったい何本必要になるのでしょうか?
              
平成26年10月7日
小滝静子(記者NO.140101)

カテゴリ:記者レポート(平成26年度)

投稿日:2014年10月10日

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