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目黒川の色いろいろ

カテゴリ:記者レポート(平成20年度)

投稿日:2008年09月24日

 2008年の夏は、異常気象により各地で雷雨・ゲリラ豪雨が多発し、不幸な水害事故も連日報道されました。くれぐれも犠牲になった方々の尊い命を無駄にしないようにしたいと思います。
この夏、目黒川におきましても異常現象が発生しておりました。毎年、夏になると緑色になる目黒川が、今年は白濁化してしまいました。

    
    緑色(五反田大橋)          白濁(五反田大橋)  

 
    青緑色(五反田大橋)

 目黒川は、8月17日には緑色でしたが、徐々に白濁化し、ピークの8月27日には、まるで大理石のような深みのある白色になってしまいました。白濁化に伴った異臭はひどく、「硫化水素自殺では」という通報が警察に入ったほどの悪臭(いわゆる玉子の腐った硫黄臭)を放っていました。白濁化の原因はいろいろ考えられるようですが、生活排水により水質が悪化し蓄積されたヘドロに、温暖化による水温上昇が加わり発生するとのことです。
9月に入り品川地区の白濁化はなくなりましたが、目黒地区(雅叙園から上流)では、9月の中旬に入った現在も依然、白濁化と悪臭が収まりません。
 
 
   白濁化(雅叙園前)

 目黒川の色は、汽水域ゆえに複雑なメカニズムで変色します。8月27日に五反田大橋で白濁のピークを迎えたときに、数百メートル下流の御成橋では白濁化されていませんでした。おそらく、海水や川底の形状が微妙に影響していると思われます。
    
    青緑色(御成橋)         

 9月15日の目黒川の色は、下流域では黒緑色、中流域では青緑色、上流域では白濁となっています。
品川区では、川の治水とともに様々な浄化活動にも取り組んでいます。8月に亀の甲橋で始まった高濃度溶解液による浄化実験を、今後も見守っていきたいと思います。
       
     
平成20年9月19日
●撮影:斉藤正(記者NO.080101)

カテゴリ:記者レポート(平成20年度)

投稿日:2008年09月24日

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