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蒲、古代蓮

カテゴリ:記者レポート(平成20年度)

投稿日:2008年09月07日

残暑に負けずに咲いている花々に出会いました。
                              


西大井にある養玉院如来寺では、8月に蒲の穂が見られます。鐘楼の横に特別に栽培してあります。
 
今年は、昨年よりも気温も高く、雨も少なく、蒲にとっては災難のようです。風も少ないこの頃なのに、少々傾いていました。蒲は大形の湿性植物で、本来、池や川の縁に生育するもので、庭で生育するには苦労があると思います。茎の先端の茶色い塊が花穂、小さな花の集まりです。花穂の上部が雄花、下部が雌花です。実になった果穂は、蒲線と呼ばれ、火打石の火口(ほぐち)として使われたそうです。葉や茎から、簾や、むしろを作ったので、御簾草とも呼ばれたそうです。蒲といえばやけどを治したいなばの白兎、蒲の花粉には、止血作用があり、傷薬として使われたそうです。

                                 
古代蓮
蒲を撮影に出かけた時に見つけましたが、お昼頃だったので、次の日の朝出直しました。
  
古代蓮は、かなり昔、大賀蓮とも呼ばれたほど有名だったのを思い出しました。2000年程前の地層から大賀一郎博士により見つけられた蓮の種が、博士の手により花を咲かせ、蓮の命の強さを教えられたものです。1951年(昭和26年)の事だそうです。花が咲いたのはもっと後のような気がします。その後、同じ様に、古い地層の色んな場所でも種が見つかり、栽培されているとの事です。
境内の高座の広場、養玉院創立当初の本尊である阿弥陀如来を安置してある無量光殿の正面、新幹線も見える、展望のいい場所に、大きな鉢が置かれ、大きくふわりとした、淡いピンクの花が咲いていました。古代蓮と表示してありました。
 
古代蓮も蓮、花も終わりガク片が落ちると、緑色の花托(ガク片が付いていた台座)が残ります。花が終わった花托もありました。花托は変形して、蜂の巣のようになり、その中に、果実が入っています。
 
蓮の根はレンコンとして食されているものです。古代蓮も食べられそうですね。
今季は,ほかに蕾が見当たらず、後数日で、養玉院如来寺の古代蓮の花舞台は終わりを告げそうです。初めての出会いが、もう終わりというのは残念ですが、来期はもっと早く、開花を感じ取りたいと思います。


平成20年8月21日
●撮影:内田雅弘(記者NO.060104)

カテゴリ:記者レポート(平成20年度)

投稿日:2008年09月07日

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