一斉打ち水
カテゴリ:記者レポート(平成20年度)
投稿日:2008年08月11日
異常気象による真夏の街中の異常高温から、少しでも涼しくと3年前から始められた打ち水大作戦。商店街では子供向けの小型のジョウロを準備して、大人たちだけでなく、子供たちが中心に行われるようになりました。東急池上線荏原中延駅付近から西に伸びる、こじんまりとした荏原中延昭和通りは、舗装道路の焼き付く熱さと照り返しで、夏の真っ盛りです。
商店会では、通り中ほどにテントを構え、一斉打ち水の準備です。気温、路地温度の測定等おおわらわでした。幼児用ビニールプールには、満タンの水が準備され、子供たちはジョウロや水鉄砲に水を詰めます。午後3時の合図で通りに並んで子供たちの手に持つジョウロや水鉄砲から、一斉に水が撒かれました。
15分ほどで、打ち水も終わり、かき氷のサービスもありました。水鉄砲やエコバックのお土産もありました。
この日の陽射しは強く、25分もすると、びっしょり濡れていた地面も、すっかり乾き、元の暑さに戻ってしまいました。
通りに面した路地でも、民家で打ち水を行ったようで、緑に包まれた路地はひんやりとしていました。気温を下げるには、緑の木陰が一番だと思いました。
荏原中延昭和通りは、日当たりの好い通り、冬場には暖かくても、夏の暑さには弱い通りです。路地にみかけたように、緑が救ってくれます。路地樹を植える事も考えていいようです。車や、ねぶたイベント等に支障があるとの反対意見も出るかもしれませんが、打ち水の効果を増すには必要条件のようです。なお、戸越銀座通りは一部ですが上空からの乾いた霧ドライミストで、平和坂通りは保水性舗装で効果を上げています。
平成20年8月2日
●撮影:内田雅弘(記者NO.060104)