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49.「忘れられた駅と子育て地蔵」

「忘れられた駅と子育て地蔵」

平成20年2月22日(天気晴れ)
「忘れられた駅と子育て地蔵」


「忘れられた駅と子育て地蔵」は、池上線、旗の台駅と荏原中延駅の間(旗の台駅寄り)にあります。


池上線が最初に開通したのは大正11年蒲田〜池上間だそうです。
その後、五反田〜桐ケ谷〜雪谷〜池上と順次開通し昭和2年2月に全線が開通したそうです。
この駅が無くなったのは、池上線「旗が岡」駅と大井町線の「東洗足」駅の合併が昭和26年3月に行われ、現在の『旗の台』駅となった時です。
以降「旗が岡」駅・「東洗足」駅は廃駅となりました。
今回の忘れられたとした駅名は『旗が岡』です。
池上線の開通当事、地域住民が電車事故に巻き込まれないように(当時住民が電車に慣れていないことから人身事故が発生)、また周囲の安全を祈願して、当時の目蒲電鉄株式会社と地域の商店街住民の方々との間で「子育て地蔵」を祭るとした発想が実現して現在に至るまで引き継がれています。

台座には、目蒲電鉄を含め、当時「子育て地蔵」建立に協力された方々の氏名が刻まれています。


また、その入り口には、当時銀杏の木がご神木として植樹されました。
第二次大戦で周囲が丸焼けになった中で戦火を逃れて旧駅舎と現在も存続する銀杏の木2本が残されました。
 

樹木は、品川区保存樹「大銀杏の大木218号」として細々と生き続けています。時々通りすがりの方が、お参りをしている姿が垣間見られます。
この環境を現在守っている方がいます。苦労されていることは『子育て地蔵』の環境整備と銀杏の木の落ち葉の片付けだそうです。
初冬の落葉の時など落ち葉収集に苦労しているそうです。
 

これらの環境整備を担っているのは、生をこの地で受けて以来今日まで近くに住む天野正雄様(79歳)1人だそうです。
ボランティアの協力者が欲しいとつぶやいていました。
『子育て地蔵』を清潔にすることは勿論のこと、常時生花を切らさずに飾り付け、周囲の清掃に労を惜しまず実行されています。
天野様は、『子育て地蔵』を大切にし続けると周囲に起こる火災や自殺等の事故が無くなってきたとも話されていました。


このような残された財産が隠れたところに存在しています。
春の兆しが見え隠れする2月末に天野様を尋ねてみました。

●中西義治(記者NO.060108)


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