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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2〜3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。 (過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

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牛乳パックでハガキをつくろう

カテゴリ:平成22年度

投稿日:2011年02月27日

牛乳パックでハガキをつくろう

平成23年2月9日(水)品川区環境情報活動センターにおいて、環境リサイクル講座「牛乳パックでハガキをつくろう」が開催されました。講師は市民グループ「全国牛乳パックの再利用を考える連絡会」と、「全国牛乳容器環境協議会」の計9名の方々です。はじめに牛乳パックリサイクルの現状についての講義、続いてDVDの上映、牛乳試飲、容器の開き方、手すきハガキの作り方と盛りだくさんの講座でした。
    
  
1. 牛乳パックリサイクルの経緯と森林資源管理状況
(全国牛乳パックの再利用を考える連絡会代表 平井成子氏)
牛乳パックリサイクルは、1984年一人の主婦の「もったいない」という考えから始まりました。牛乳パックの再利用をとおして、子どもたちに「ものを大切にする心を教える」という教育的な要素が強い運動でした。回収ルートや「洗って、開いて、乾かして」というルールも市民がゼロからはじめ、集めて使うリサイクルの輪が広がっていったのです。
牛乳パックの原料は北欧や北米の「管理されて森林認証を得た」針葉樹が原料です。モミ、ツガ、マツ、トウヒなどの針葉樹の繊維は太くて長く丈夫なので牛乳などの液体を入れてもしっかりしています。一本の木は、真ん中が家の材料や家具として使われ、曲がった木や丸太にした残りの周りがチップとされて、パルプの原料となります。牛乳パックは森林資源の副産物ですが、管理された森林は環境に配慮して再植林をするなどしていますので、森林の減少を心配する必要はありません。
  
2.全国的な紙パックリサイクルの現状と動向について
  (全国牛乳容器環境協議会専門委員会委員長 松井良博氏)
全国牛乳容器環境協議会(略して「容環協」)とは紙パックを使用する乳業メーカーと紙パックを製造する製紙メーカーの団体で、牛乳パックなど飲料容器リサイクルの普及や環境に関する知識の普及、調査、研究を行なっています。家庭系紙パックの回収率向上のためリサイクル講習会開催や回収ボックスの設置など行ない、教育や学習の場でも出前事業や学校給食用紙パックの回収率向上のための環境教育を行なっています。紙パックの回収率の現状は1994年度の19.9%から、2009年度の43.5%へと着実に伸びていますが、まだ半分以上は捨てられています。紙パックは再生可能なバイオマス資源であり、環境負荷も小さく、良質な再生資源です。バイオマスとは大気中の二酸化炭素(CO₂)を増加させない、使い続けられる資源といわれ、回収率が高まれば、環境負荷が減ることが予想されます。

3.DVD「牛乳パックン探検隊」の上映(10分)と牛乳の試飲
 
4.牛乳パックの手開き方法
洗って濡れているうちに開くと簡単です。はじめにあけぐちの反対側を開いて筒状にします。反対側には「リサイクルありがとう」の表示があり、開いた方への感謝の言葉が書かれています。牛乳パックのつなぎ目に指を入れて開きます。底は少し固いですが、重なっているところに指を入れてはがしてゆきます。破れてしまっても回収には問題ありません。
 
    
5.手すきハガキつくり
手すきハガキを作るには、「.僖襯廚鬚弔ろう」「∋罎鬚垢海Α廚裡欧弔旅程があります。今回は時間の都合で作ったパルプを使いました。
「紙をすく」工程は「1 出来たパルプ液を木枠の型に入れる」「2 水を切って網にはさんだままスポンジで押さえて水を吸い取る」「3 さらしの上からアイロンをかけて乾かす」の順に行ないます。ポイントは「パルプ液はよくかき混ぜる」「細かくゆらして厚さを均一にする」「アイロンは湯気がでるまではしっかり押さえ、乾いてきたら均等にかける」などです。
 
    
  パルプ液をかきまぜています     よくゆらして厚さを均一にします
    
  木枠を外して水をきっています    押さえてさらに水をきります
    
  アイロンで乾燥             出来上がりました

今回の講座は「ものを大切にする」という精神をうけつぎ、できることから楽しんで環境を守るという意義のあるものだったと思います。私は1000mlの牛乳パックは必ずリサイクルしていますが、200 mlの小さい牛乳パックはゴミとして捨ててしまっていました。今回教えていただいた手開きで200 mlの小さい牛乳パックもリサイクルしたいと思いました。
牛乳パックを「洗って、乾かして」リサイクルするのは日本独自のスタイルで、世界でも例のない独自のリサイクル方法だそうです。(他の国では汚れていてもそのまま、リサイクルしてしまうとのこと)資源を無駄にしないで、循環して使っていきたいと考えました。 

カテゴリ:平成22年度

投稿日:2011年02月27日

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