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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2〜3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。 (過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

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険しい岩壁に営巣するイワトビペンギンの暮らし

カテゴリ:平成22年度

投稿日:2011年02月17日

平成23年1月23日(日)環境情報活動センターにおいてフォークランド諸島(南アメリカ大陸最南端にあるホーン岬の北東、大西洋上にあるイギリス領の諸島)に棲むイワトビペンギンについてお話を伺いました。
講師はペンギン写真家の鎌倉文也さんです。今回紹介された写真はどれもダイナミックなもので、参加された皆さんは一枚一枚の写真をどれも興味深そうにご覧になっていました。
 


イワトビペンギン(英名"Rockhopper Penguin")はマカロニペンギン属の一種で、主に亜南極圏の島々に生息しています。彼らは険しい岩の上を軽々とピョンピョン跳んで歩く姿からこの名が付けられたようです。現在世界各地で生息しているイワトビペンギンには「キタイワトビペンギン」「ミナミ(ニシ)イワトビペンギン」「ヒガシイワトビペンギン」の3亜種に分けられるそうです。
上の写真からも見てわかるようにイワトビペンギンの特徴はなんと言っても「黄色の飾り羽」と「赤い目」にあります。彼らの外見からは厳しい自然に果敢に立ち向かっていく勇ましさが感じられます。


 10月に入ってからは「巣作り」が始まります。崖の上に生息する植物や小石を巧みに運んで巣を作ります。
 そして、11月の初めには産卵。オスとメスが交互に抱卵します。


無事にヒナがかえると、親鳥は餌を確保するために荒波の中に飛び込んで行きます。次々と海に飛び込んでいくイワトビペンギンの姿には何の迷いも無く、「我が子のためならば」といった親の強い意志のようなものが感じられました。
イワトビペンギンの産卵から子育てにかけては、自然の脅威にさらされながらもそれに耐えていくことが必要です。イワトビペンギンの行動一つ一つにヒナの誕生、成長を心待ちにしているという思いが込められていて、見ている側はとても温かな気持ちになりました。

 
 イワトビペンギンの生活は決して安全なものではなく、自然の恐怖である天敵が彼らの生活を脅かしているのです。しかし、彼らの生活を脅かしているのはそれだけではありません。「石油開発における油汚染」「温暖化によって餌の採れる場所の移動」など、今後彼らの生息環境への影響が懸念されます。そして、これらの原因は言うまでも無く人間が引き起こした現象です。
油汚染により油まみれになってしまったペンギンを見ることは珍しくなく、ペンギンたちの健康に被害をもたらしているのが現実です。
現在、環境問題についていろいろと叫ばれていますが、環境の問題はあらゆる生態系に被害をもたらしているのだという認識を持って、責任ある行動をとることが大切だということを今回の講座を通して学ぶことが出来ました。

カテゴリ:平成22年度

投稿日:2011年02月17日

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