品川区の環境ポータルサイト

過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2〜3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。 (過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

« 前の記事: キッチンからはじめるエコロジー〜地球にやさしい旬の料理をつくろう〜
» 次の記事: トラと生きる・ネコと暮らす〜街・動物園から野生まで

夏休みこども環境講座〜自然たいけん隊〜

カテゴリ:平成22年度

投稿日:2010年08月24日

 平成22年7月27日、28日、31日、夏休みこども環境学習講座『自然たいけん隊』を開催しました。暑い夏の時期にもかかわらず、多数の皆様にご応募いただきありがとうございました。五感を使った自然体験プログラムで、自然観察をしながら楽しく学ぶ体験型の環境学習講座です。講師としてNPO法人生態教育センターの村松亜希子氏、皆川紀子氏においでいただき、講座室としながわ中央公園は連日元気な小学生の声がとびかっていました。
                 
第1回「みる、きく、におう、さわる、あじわう!五感で自然遊び」
五感を使った自然観察やゲームを通して、自然のおもしろさと大切さを学びました。            
  
,澆襦拭ー命燭涼罎痢嵬據廚筺嵳佞辰僉廚鳳れている虫を探しました。みんなすごい。直ぐ見つけてしまいビックリです。スライドをみて、虫を探しています。

   
△く/ウェブサイト「いきものみっけ」(http://www.mikke.go.jp/)から蝉の声を聞き分けました。静かにすると蝉の声が違っているのが分かります。「ジージリジリ」はアブラゼミ、「シャアシャア」はクマゼミ…等。同じようで全く違っています。
  
におう/フィルムケースに入った5種の違うにおいをかぎ分けて、同じにおいの人を探しました。中に入ったものは、「ドクダミ」「ヨモギ」「クサギ」「ローズマリー」「レモンバーム」ここでも、1人しかいなかった「レモンバーム」をかぎ分けた子がいて、感激しました。同じにおいの人を探しています。

  
い気錣襦浸由僂と△涼罎砲△襪發里髻中身を見ないでさわって一人づつ当ててみました。中身はエノコログサでほぼ全員が正解。中身のみえない箱をさわっています。

このあとしながわ中央公園に出発。公園に入ってすぐ「アオスジアゲハ」を発見。「アオスジアゲハ」の幼虫はクスノキが食草なので「アオスジアゲハ」はクスノキの葉に卵を産みに来ます。公園中央の大きなクスノキの周りにも飛び交っていました。花壇にはさわると気持ちの良い「ラムズイヤー」が植栽されていました。「ラムズイヤー」の葉は白い綿毛におおわれ、ふわふわの触り心地。名前のとおりまるで「子羊の耳」のようです。コートの横の花壇には「キアゲハ」が飛んでいました。キアゲハの幼虫はハーブガーデンに植栽されているフェンネルを食べます。今年はまだ「キアゲハ」の幼虫が見られないと、ちょうど通りかかった公園の方が話していました。公園奥の桜の木の周りには、アブラゼミの鳴き声がして、葉っぱの裏側などを探すとたくさんの蝉のぬけがらが見つかりました。自然の宝探しゲーム“しぜんビンゴ”をしました。2人組みになって「きょうのいちおし」や「いい匂い」をなど9つのものを探しながら、公園を歩きました。
   
           
イ△犬錣Α真∧と昆虫、両方の自然の恵みである「はちみつ」を味わって、蜜源の違う3種類の「はちみつ」の中から「ミカン」が蜜源のはちみつを探しました。「ミカン」のはちみつを当てた子は5人、全員男の子でした。他の「はちみつ」は、じんわりとしたやさしい甘さの「クローバー」と、夏の山を彩るリョウブやナツハゼなどの樹木が蜜源の「百花」です。「ミカン」はほのかな甘すっぱい味でした。ミツバチは体内に「蜜」を一時的に貯める袋(蜜胃)を持っていて、花から集めた蜜を運びます。1匹のミツバチが一生に集める量はスプーン1杯ほど。大変貴重ですね。五感を使ってしっかり味わい、感謝の気持ちを忘れずにしたいです。

夏真っ盛り、大変暑い時期でしたが、講義で覚えたことを公園で探して実践した大変楽しい講座でした。 
                                
第2回「遊んで発見!植物の魅力」
身近な植物の観察とゲームを通して植物について楽しく学びました。また葉っぱのスタンプでオリジナルエコバッグをつくりました。
             
 屐×ゲーム」
 みんながどれくらい植物について知っているかな? 床にテープを貼りました。
○ならテープの左側に、×なら右側に並びます。
「世界で一番重い生き物は動物である」→「×植物です」、「世界には高さ100mを超える木がある」→「○あります」、「木にはオスメスがない」→「×例えばイチョウにはオスの木、メスの木があります。ギンナンはメスの木にしかなりません」、「しながわ中央公園には、にぎりこぶしより大きいまつぼっくりがなる木がある」→「○あります」、「しながわ中央公園には、人の顔より大きい葉っぱはない」→「×あります。これからみんなで探しましょう」などなど、クイズに答えながら植物について勉強しました。
 
         
⊃∧の形に注目します
 これから村松さんが葉っぱを見せますので、それと同じ形の葉っぱを探します。みなさん競って取りに行きました。
        
次も形に着目します
 葉っぱの形が描いてあるガムテープが用意してありますので、それを背中に貼ってもらいます。自分はその形が分かりませんから他の人に聞きます。ともだちに「わたしにはギザギザがありますか?」などの質問をします。自分の背中に貼ってある葉っぱがどれなのか、4枚の見本の中から選びます。実際に私たちも葉っぱの形などの特徴を見て、どんな植物なのか本を使って調べます。
 
この後、しながわ中央公園でゲームをします。
             
ぁ嵳佞辰僂犬磴鵑韻鵝
 葉っぱを3枚だけ拾って下さい。2人1組になって「葉っぱじゃんけん」をします。村松さんが例えば「大きい葉っぱ」といいます。手持ちの葉っぱの中から「大きい葉っぱ」を差し出して「大きい葉っぱ」を持っている人が勝ちです。使った葉っぱは土に戻しておきましょう。

            
ァ峺園にある植物を探すゲーム」
 5つのグループに分かれます。「くさきビンゴ」ゲーム
カードに書いてある特徴をもった植物をさがします。あったらその欄に○印をつけます。
  
全ビンゴが完成したチームです。↑
              
Α嵳佞辰僂離好織鵐廚妊リジナルエコバッグ」つくり
 無地のエコバッグが1人1枚あります。葉っぱにアクリル絵の具を塗ってエコバッグに押し付けます。アクリル絵の具を葉っぱの裏に塗ると葉脈がよく写ります。
   
             
Г泙箸
 いろいろな葉っぱとその形を見ました。みんなが作ったバッグを見回してみましょう。世界に一つだけのオリジナルエコバッグができました。それぞれの葉っぱがみな違うこと、その細かい違いや植物のことをより多く知ってもらって、植物って面白い、もっと植物で遊びたいと思って欲しいですね。
さて、どうして植物の葉にはこんなに沢山の違う形があるのでしょう。
葉っぱは光と水と二酸化炭素を使って生きていくのに必要な栄養を作りだすところです。どうやったら、たくさんの光が得られるか、植物はいろいろな工夫をしています。「大きな葉を作ろう」という植物もあれば、「小さいのをたくさん作ろう」という植物もあります。それぞれ工夫をしているんですね。だからいろいろな形の葉があります。植物が作った栄養を私たちは食べて生きています。お野菜や果物はもちろん、豚肉や鶏肉、牛肉も、植物を食べて大きくなった動物のお肉です。植物は生き物の命の源を作ってくれているんですね。今日、夕飯を食べる前に、そんなことを思い出して、植物に感謝してくれたらうれしいなと思います。
                     
第3回「生きものに挑戦!」
ゲームを通して、生きものがもつ素晴らしい力を体験。自然のモデルが私たちの暮らしに活かされていることを学びました。
                        
.戰縫競韻膨戦
  
 ベニザケは生まれた川のにおいを覚えていて海から川に戻ると言われています。まずは、その習性に挑戦してみました!初めに海(スタート)から川(ゴール)に戻るためのにおいを覚えます。酸っぱいにおい、甘いにおい、スーッとするにおい等、全て違ったにおいです。そのにおいの順番を覚え、海から川にみたてたブルーシートで早速挑戦です!用意された16個のにおいのコースを自分が覚えたにおいの順に辿っていきます。さてさて皆はちゃんと自分の川(ゴール)に辿り着けるかな?結果は皆違ったゴールに到着。きちんと正解のゴールに辿り着けたのは4人しかいませんでした。この挑戦で、生きものはそれぞれ自分にあった環境に暮らしていて、サケにとっての匂いのように、大切な、変わっては困る要素があるということを学びました!
           
▲エルに挑戦
 
 ここでは生きていくのに必要な要素の1つ「食べ物」について学びました。
1)自分の住む環境の中で、必要な食べ物を得られるかをゲームで体験します。カエルのお面をかぶり、縁日でおなじみの笛をなが〜い舌に見立ててカエルになりきりましょう♪皆で舌を出す(笛を吹く)たびにピーピーと笛の音が鳴り、本当にカエルが「ケロケロ」と鳴いているようでした。カエルになりきったらゲームのスタートです!制限時間内に池に見立てた床に並べられた虫カードをキャッチしていきます。カードの表面にはそれぞれ粘着テープがついていますので、それを舌(笛を吹いた先)にくっつけてキャッチします。簡単そうにみえて意外と難しい!!一生懸命、虫をキャッチしようとしますが、なかなか上手くいきません。制限時間内に虫をたくさん食べて無事に生き残ることができたのはほんの数名でした。
2)次にカエルを食べるヘビ役を3人決め、他の子たちはヘビ役の子に捕まらないようにしながら再度ゲームに挑戦、「食べる」「食べられる」の関係を学びます!ヘビ役の子はカエル役の子を捕まえようと必死に追いかけ回します。しかしなかなか捕まえることができません。一方のカエル役の子も逃げ回るのに必死、虫どころではない子もいました。また、今回の体験では、必死に逃げ回ったカエルの方がヘビに捕まり、ヘビの目を盗み静かに獲物をキャッチしていたカエルの方がより多くの虫を捕まえていたことから、激しく動くと逆に狙われやすいということもわかりました。
               
セミとアリを探そう!
 
  
 しながわ中央公園に行き、セミとアリの観察を行いました。公園に行くとセミの鳴き声が聞こえてきました。その声を頼りにセミを発見!セミの抜け殻を発見している子もいました。次に下を見るといくつものアリの巣を発見。大きい穴に興味津々でした。最後にアリとセミについてのクイズを行い、セミとアリについて詳しくなりました。
           
ぅツネに挑戦
  
 森の狩人キツネの歩き方を真似して、獲物を捕まえられるかやってみました。このゲームでは抜き足、差し足で獲物に近付き、お母さん動物に気づかれないように、子どもを捕まえられるか挑戦します。音をたてない歩き方は「かかと」「足の裏の外側」の順で足をおろし、最後に足全体に体重をのせる…という歩き方で、音がたたない場所を探しながら歩くのがコツです。お母さん動物はかすかな音でも気づいてしまうので慎重に歩きます。しかし音を出さないように歩きたくてもなかなか上手く歩けません。ちょっとした音や気配で気づかれてしまいます。苦戦しながらも歩きながらコツをつかみ、なんとか獲物を捕まえることができました!ここでも音が自然界において重要な要素であることがわかりました。
                   
 生き物にとって自然界において、においや音が重要であること、また‘ご飯を食べる’のは大変であることがわかりました。そして人間がその重要なにおいや音等の邪魔をしていることも実感できました。最後に今日挑戦した生き物以外の身の回りの生き物もすごい力や素晴らしい仕組みを持っていること、そして実は、私たちの生活の中にもそんな生きものを見習ってできたものがたくさんあることを学びました。今回体験したことを思い出して、自分達の生活や行動が生き物にどんな影響を与えているのか考えてみてくださいね。

カテゴリ:平成22年度

投稿日:2010年08月24日

« 前の記事: キッチンからはじめるエコロジー〜地球にやさしい旬の料理をつくろう〜
» 次の記事: トラと生きる・ネコと暮らす〜街・動物園から野生まで