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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2〜3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。 (過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

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光の実験〜白い光の正体を探ろう〜

カテゴリ:平成21年度

投稿日:2010年03月21日

 3月7日(日)品川区環境情報活動センターにおいて環境学習講座「光の実験〜白い光の正体を探ろう〜」(講師:独立行政法人科学技術振興機構・理科大好きボランティア講師、茨城県おもしろ理科先生講師 久保利加子氏)を開催しました。
 まずは質問です。光るものにはどんなものがあるかな? みんなから元気よく手が上がり、LED(最初にLEDが出ましたね)、太陽、電灯、カミナリなどいろいろなものが出てきました。
太陽や電球、蛍光灯は自分で光を出していますが、どんな色をしているのかなあ? 
そう!だいたい白い色をしています。
  
今日はエルモ人形たちを使って白い光の正体を探って行きましょう。(「エルモ」はテレビ番組「セサミストリート」に登場するモンスターの一人です)
                                 
●部屋の明かりを消すと暗い部屋の中ではエルモたちが見えなくなりました。LED(発光ダイオード)の赤い光を当ててみると赤いエルモは白っぽく見え、黄色や白のぬいぐるみと区別がつきませんでした。どうしてでしょう?
CDの光っている面を見ると細い筋で虹色が見えます。この光は蛍光灯の光が見えているのですが、蛍光灯の光はこのようにいろいろな色の光でできています。ちなみに虹は太陽の光が水滴で屈折・反射して見えるもので、7色くらいの色の光からなっています。この観察をするために分光シートというものを用意しました。
これを通して電灯(↓左)や蛍光灯(↓右)を見ると色が分かれて見えます。
  
赤色のエルモはこの中の赤い光以外を吸収して、赤い光を反射しているので赤く見えるのです。
                                                                    
●部屋を暗くして5色のシールにLEDの赤い光を当て(左下写真)、見えた色を紙コップに書いた色(文字)の横に貼り付けました(右下写真)。色の区別がつきにくく迷っている友だちが多いようです。みんながシールを貼り終えたところで部屋を明るくしたところ、「しろ」と「きいろ」にシールを貼り間違えた友だちがやや多くいました。
赤、白、黄の3つのシールは白くて区別がつきにくかったのですが、その理由は光の3原色にあります。
黄色は赤と緑、白は赤、緑、青の3色の光を反射しています。なので、赤い光だけで照らすと当たっているすべて(赤)の光を反射することになり、明るくまぶしくなって白く見えるのです。
 
左上の写真の各シールの色は・・・左上:白、左下:黄、中:赤、右上:青、右下:緑
                            
実は光は3色の光が基本になって見えるのです。(光の3原色)
 
                             
●今日はLEDを使っていろいろ実験をしています。

左:電球、右:電球型LED(点灯していない)
ここに電球と電球型のLEDがあります。両方を点灯して電球に触れてみると熱くてさわるとやけどしそうです。一方LEDの方は冷たいですね。このことから電球は光のエネルギー以外にも沢山のエネルギーを使っていることが分かります。蛍光灯はこの間です。従って電球より蛍光灯、蛍光灯よりLEDの方がエネルギーを使わない(環境にやさしい)のです。
                            
●イルミネーションをつくろう
<材料>フィンガーファイバーライト(次々と色が変化するLED)、プラスチックカップとその口径よりひと回り大きいプラスチックのふた、アルミ容器(以上各1つ)、クリップ(洗濯バサミのようなもの3つ・・・脚になる)、油性のマジック
出来上がりは左下写真です。部屋を暗くしてLEDのスイッチをONにしたのが右下写真です。下にアルミ容器(少ししわをつけておくと良い)を置くと光が乱反射して、さらにきれいなイルミネーションになります。
   
               
●最近話題のLEDは省エネ型電球などエネルギー消費が少ないということから、耳にすることが多くなっていると思います。最近は信号機や照明器具などに使われるようになっています。現在は高価な照明器具ですが電球に比べれば長期間の使用が可能です。今後もっといろんなところで使われて行くでしょう。

カテゴリ:平成21年度

投稿日:2010年03月21日

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