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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2〜3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。 (過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

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牛乳パックでハガキをつくろう

カテゴリ:平成21年度

投稿日:2009年07月17日

 平成21年7月17日(金)品川区環境情報活動センターにおいて、環境リサイクル講座『牛乳パックリサイクル講習会』(講座名は「牛乳パックでハガキをつくろう」)が開催されました。講師は市民グループ「全国牛乳パックの再利用を考える連絡会」のメンバーと、乳業メーカー・紙容器メーカーで構成している「全国牛乳容器環境協議会」の事務局および専門委員さん12名の方々です。リサイクルの現状についての講義、ビデオの上映、牛乳試飲、容器の開き方、手すきハガキの作りと盛りだくさんの講座でした。
 
                     
1.牛乳パックリサイクルの経緯と森林資源管理状況
 牛乳パックリサイクルは、1984年一人の主婦の「もったいない」という考えから始まりました。牛乳パックの再利用をとおして、子どもたちに「ものを大切にする心を教える」というのが基本理念です。
 当初は回収ルートがなく、リサイクルの仕組みをつくるまで手探りの状態でしたが、製紙メーカーの協力や市民意識の高まりもあり、リサイクルのトイレットペーパーやティッシュペーパーに生まれ変わることが出来るようになりました。
 牛乳パックの原料は北欧や北米の管理された森林の木を使います。モミ、ツガ、マツ、トウヒなどの針葉樹です。一本の木は、真ん中が家の材料や家具として使われ、曲がった木や丸太を落とした部分がチップにしてパルプの原料となります。牛乳パックは森林資源の副産物ですが、管理された森林は環境に配慮して再植林をするなどしていますので、森林は減少しません。
 
                                    
2.全国的な紙パックリサイクルの現状と動向について
 紙パックリサイクルには店頭回収、市町村回収、集団回収、学校給食、自販機等の回収ルートがあります。一番多いのは店頭回収ですが、学校給食の回収は75%の回収率となっています。全体的な回収率は事業系の紙パック古紙も入れて現在41%ですが、これを2010年には50%にすすめるよう活動しています。今後も市民団体(全国パック連)との協働により、紙パックリサイクルに関わるネットワークを拡充することで、この活動を社会に広げていきます。
 紙パックに使用される森林からのバイオマス資源は循環可能な資源であり、大気中のCO2濃度を上昇させることが基本的にありません。紙パックのCO2排出量はリサイクルすることで少なくなり、地球温暖化防止に役立つことになります。
                          
3.ビデオの上映と牛乳の試飲
                                    
4.手すきハガキつくり
 手すきハガキを作るには、「.僖襯廚鬚弔ろう」「∋罎鬚垢海Α廚裡欧弔旅程があります。牛乳パックは「開いて、洗って、乾かして」から作ります。今回は時間の都合で作ったパルプを使いました。
 「紙をすく」工程は「1 出来たパルプ液を木枠の型に入れる」、「2 水を切ってタオルではさんで水を吸い取らせる」、「3 さらしの上からアイロンをかけて乾かす」の順に行ないます。ポイントは「パルプ液はよくかき混ぜる」「細かくゆらして厚さを均一にする」「ペーパーナプキンや千代紙などワンポイントの模様を入れる」などあります。
 
  試飲した牛乳パックを開いています    試飲した牛乳パックを洗っています
                               
 今回は、試飲した牛乳のパックは「開いて、洗って、乾かして」品川区の回収ボックスに入れました。皆様から回収した牛乳パックも同様に回収ボックスへ。
            
 
     パルプ液は良く混ぜます         よくゆらして厚さを均一にします
          
 
   水分を取ってさらしにはさみます           アイロンで乾燥
 
                   出来上がりました
                                        
 今回の講座は「ものを大切にする」をいう精神をうけつぎ、できることから楽しんで環境を守るという意義のあるものだったと思います。牛乳パックをリサイクルに出してはいても、知らない事がたくさんありました。リサイクルのために紙を開いた方にだけわかる、開口部の反対側に“リサイクルありがとう”と感謝の言葉が記載されているのは、全く気がついていませんでした。牛乳パックを「洗って、乾かして」リサイクルするのは日本独自のスタイル、というのも驚きました。他の国では中身が入っていてもそのまま、リサイクルしてしまうとのこと。きれい好きな日本人ならでは、と感心しました。せっかくの資源です。無駄にせず、循環して使っていきましょう。

カテゴリ:平成21年度

投稿日:2009年07月17日

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