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過去の講座を紹介します

環境情報活動センターでは、毎月2〜3の環境学習講座を開催しています。リサイクル講座・木の実などを使ったクラフト講座・自然観察などのフィールドワーク・夏休み子ども講座・環境教養講座など、多彩な内容でお送りしています。 このコーナーでは、講座のレポートを掲載していきます。 (過去の講座を紹介しますのトップへ戻る

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品川の海にすむ魚と環境

カテゴリ:平成21年度

投稿日:2009年06月07日

 平成21年6月7日(日)しながわ水族館において、環境学習講座『品川の海にすむ魚と環境』を開催しました。小学生と保護者が参加する講座で、講師は「しながわ水族館」の三橋孝夫館長と水族館のスタッフの方2名、水槽のほか、普段は見られない水族館のバックヤード、エサの種類、水の浄化施設などを見学しました。
                        
 レクチャールームでアサリを使った実験をしながら、砂浜の重要性についてお話いただきました。アサリを入れた水槽と何も入れない水槽にクロレラを入れて、水族館を見学した後で、アサリが水をきれいにすることを確認しましょうと館長のお話がありました。
 
 いよいよ二班に分かれてバックヤード見学です。水族館のバックヤードは水族館で飼われている魚や海の生物たちが生存していくために必要な作業場です。水の浄化や水槽の環境づくり、エサの準備、水を温めたり、冷やしたりする装置もあります。
  
                                             地下2階
  水族館の外

 エサの準備について詳しく説明いただきました。大水槽の脇にあるエサを作る作業施設は、ちょうど家の台所のような感じです。エサの種類は、
  イワシ、アジ、サバ、ホッケ、シシャモ
  オキアミ
  アミ
  イカ、アジ、アサリ、エビ(冷凍で届きます)
これらは「魚の油が少ない」「小ぶり」の物を使用しています。これには理由があって、
油のある魚を食べさせると、魚のフンで砂が汚れてしまう、また海に比べ小さい水槽の中で泳ぐため、「メタボ」にならないようにするなどの配慮によるものです。シシャモはオスのみ使います。メスの卵は消化しづらく、油が多いためです。エサの魚はそれぞれの口の大きさにあわせ、切って与えます。いたれり、つくせりですね。
  
 ,離汽,イワシ,アジ他  △離キアミ のアミ  包丁で切ってあたえます
 イルカ、アシカの献立表
                             
 二班に別れた班がそれぞれ戻ってきて、今度は一緒に水族館の外に出かけ、「水処理施設」を見学しました。ここでは外洋から取り入れた水を16に仕切った水槽に入れて水を浄化します。外から取り入れたばかりの水は汚れていて、泡立ち、臭いもあります。これをバクテリアと酸素を利用して、有る程度まできれいにして魚に与えます。水族館で使える水にするには大変です。
 質問はありますか?の問いかけに、「なぜ泡だっているんですか」の質問が。答えは「ミネラルウォーターの水は泡だっていないでしょう?あれは不純物が入っていないからです。泡だっているのは不純物が多い証拠です。」
       
しながわ区民公園にある水浄化施設      暗い中に、水の「泡立ち」がみえます 
                              
 水の浄化施設から、レクチャールームに戻りました。先ほどクロレラを入れた2つの水槽はどうなっているのでしょうか?残念ながら、2つの水槽にあまり変化は見られませんでした。通常ですと、1時間くらいであっという間にきれいになるそうです。今回のアサリは弱っていたらしい。「皆さんは潮干狩りにいったときに試してください」と三橋館長の言葉がありました。
                                  
 今回は水族館のバックヤード見学、水の浄化施設を見学し、普通に水族館を見学するより、ずいぶん水族館のことがわかったような気がしました。大変有意義な講座でした。

カテゴリ:平成21年度

投稿日:2009年06月07日

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